サクッと医療Vol.2 皮質脊髄路を臨床に活かす!

今回はサクッと学べる医療の第2弾!

 

脳神経の経路って勉強するのも難しいですけど、

臨床に活かすのってもっと難しいですよね。

 

今日はそんな悩みのヒントになればいいと思います。

<目次>
○経路の理解

○経路の使い方

○まとめ

 

○経路の理解

まず皮質脊髄路とはどんな経路なのか?

一次運動野から放線冠を通って・・・

なんてことよりも大事なことがあります。

 

それは「下行路」であるということ。

下にさがる経路だと知っておいてください。

経路は大きく分けて
・上行路
・下行路

の2種類です。

経路はこの大きい分け方で考えると理解が早いです。

 

下にさがる経路は出力経路である、ということです。

つまり情報を送る経路です。

 

どんな情報を送るのかというと

・細かい繊細な動き
・複雑で熟練した動き

を脊髄に送っています。

 

この役割は皮質脊髄路の中でも外側皮質脊髄路と呼ばれる経路の役割です。

皮質脊髄路にはもう一つ前皮質脊髄路という経路がありますね。

 

この前皮質脊髄路は体幹筋と下肢の近位筋の動きを調節する役割があります。

臨床では経路の順番を覚えるよりも役割が重要です。

 

ついでに経路の順番も覚えておくといいでしょう。 

○経路の使い方

続いて、役割を臨床につなげる方法です。

 

皮質脊髄路が障害を受けた場合を想像してみましょう。

要するに片麻痺の方ですね。

 

特徴は
・パターンの動き
・筋緊張の異常
・細かい動きができない

などです。

 

役割を知っていれば当たり前ですよね。

では、この特徴を改善していくために何をするかということです。

 

答えはカンタンで

・過剰な筋緊張を取り除く
・動きのパターンを変える
・大きな運動から始めて細かい運動へ

この3つを考えてください。

 

片麻痺の方は筋緊張のコントロールができません。

その結果、必要以上に力を入れてしまい筋緊張が亢進しやすくなります。

 

そこでまずは筋緊張を緩和することを考えましょう。

 

次に今の動きの中で無駄な動きを観察、評価して

動きのパターンを一緒に変えてあげましょう。

 

この時にいきなり細かいところから変えてはいけません!

手指よりも手首、手首よりも前腕、前腕よりも肘関節といった様に

できる限り大きな関節から動き方を変化させていきます。

 

上手くできるようになったら、あとは反復あるのみ!

最後に気をつけるべきところは反復する時にも力が入りやすいです。

そのため、ゆっくり・リラックスして練習ができるように配慮しましょう。

 

<例外>

慢性期の片麻痺者の場合は治療ポイントが異なります。

その場合は無理にパターンを変えてしまうと

返って悪くなってしまう場合があります。

その場合は先輩や上司の方、ベテランの治療家の方に相談しましょう!

 

○まとめ

<経路の理解>

  • 皮質脊髄路は情報を下に伝える下行路
  • 外側皮質脊髄路は手足の細かい動きと熟練した動きを調節する
  • 前皮質脊髄路は体幹、手足の近位筋を調節する

<経路の使い方>

  • 過剰な筋緊張を緩和する
  • 動きのパターンを変える
  • 始めは大きな関節から動きを変えていく
  • その後に細かい関節の動きを変える

最後まで読んでいただきありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう。

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