リハビリの介入前に確認すること

どうも、サクです。

今回はリハビリの介入前に必要なことについてお話します。

セラピスト向けのお話になりますが、医療職の方にも大事な情報だと思われますので良ければ読んでいってください。

これはTwitterでツイートした内容です。https://twitter.com/deathtolarda/status/1209488484785766403

リハビリテーションを行うことは、多少のリスクがあります。

そのリスクを最小限に抑えることはリハビリに入る前から可能です。

では一つ一つ解説します。

  • 家族がいるか
  • 運動制限はあるか
  • 食事は摂れているか
  • トイレに行けているか
  • 在宅復帰の条件はなにか
  • 内科的リスクは何があるか
  • 介護サービスの利用歴はあるか

step1:家族がいるか

まず確認しなければならないことですね!

家族と同居しているのか?、ひとり暮らしなのか、

同居してすぐなのか、長いのか、ひとり暮らしはいつからか

これらを確認することで、退院のときにどのようなことが困るかが見えてきます!

逆に、ここをはじめから意識していないと早期退院、在宅調整に手こずります。

まずはキーパーソン(退院のとき、緊急のときに対応ができる人)は誰か、

キーパーソンとの関係性はどうか、ということを確認し看護師さんやソーシャルワーカと情報共有しておくことが大切です。

step2:運動制限はあるか

ここはセラピストや看護師さんならば確認しなくては事故につながる項目ですね。

ここは必ず医師に確認を取りましょう!

特に手術後の禁忌(してはいけないこと)動作の確認、

安静度(血圧の上限、酸素飽和度の上限、酸素の投与量など)の確認

ベッドから起こしていいのかどうかなどは絶対に確認するようにしましょう。

セラピストであれば、

  • 血圧上限
  • 固定期間
  • 荷重開始時期
  • 関節可動域上限
  • 運動制限の有無
  • ベッド上での動作制限

このあたりを確認してみるといいですね。

これを続けていると医師との交流も深まります。

まずは医師を味方につけましょう(笑

step3:食事は摂れているか

実はここの確認がとれていないセラピストが本当に多い!

患者さんが食事しているところ、見に行ってますか?

自分は行ってます。毎日ではないですが、足を運ぶようにしています。

介入している方全員ではないにしても、総蛋白(TP)やアルブミン(Alb)、

血球(赤血球:RBC、白血球:WBC)、炎症値(CRP)などの値をみて、

問題がありそうな方の場合は特に食事の様子を見ます。

また、食事の際には

  • 汁もの(とろみはついているか、またどの程度か)
  • 食事の形態(おかゆかごはんか/おかずは柔らかいか硬いか)
  • 食事の道具(はし、スプーン、介助用食器を使っているか)

このあたりを確認し、評価してみてもいいと思います。

また、栄養士さんと話す機会にもなると思います。

新しい知識になることもありますので、是非相談してみてください。

食事量が確保できず、栄養値が下がっている方はどれだけリハをしても効果が薄いです。

なので、食事量、栄養値に目を向けて介入していきましょう。

step4:トイレに行けているか

ここも重要!

というか、ここは在宅復帰の土台のようなものです。

これが帰る前にできていなければ、今すぐここに介入をしてください!!

歩行練習やバランス練習をしている方で、トイレ動作ができていない方、

結構いますからね・・・。

まずは、その人を生活に帰すことが目的ですから。

歩行訓練士、動作訓練士はやめましょうね。

トイレ動作の確認項目としては ※大きいほうを想定しています

  • トイレに行く
  • ズボンを下ろす
  • ゆっくりと座る
  • 排泄したらおしりを拭く
  • 立って下からズボンを上げる
  • 振り向いて、流しのレバーに手をかける

ここまでを自分の力でできるかどうか、その評価が必須です。

これが出来ていて初めて、歩行練習、バランス練習などの応用動作に取り組めます。

機能を上げることは大切なことですが私たちのエゴにならないようにしてください。

step5:在宅復帰の条件はなにか

ここも重要です。というか全部重要なんですけどね。

ここは、いわゆるHOPE(退院するにあたっての本人・家族の希望)です。

まずは私たちの目標を決める前にここを確認しましょう。

なぜここを確認するかというと

①セラピストの考えがブレる、②多職種がかかわるため情報の統一が必要

だからです。

先程も言いましたが、セラピストのエゴで目標を設定している方が本当に多いです。

歩ければいい、動ければいいという気持ちで介入していると退院した際に不幸になるのは患者さんです。

また、多くの職種が一人の感患者さんにかかわるため、職種ごとに目標が違っていたりします(ここも本当に多い・・・

そのため、患者さんの気持ち、家族の気持ちが最優先で進めていけば、足並みがそろってきます。

HOPEは本当に様々で「歩きたい」人もいれば、「家族に迷惑をかけたくない」

という人もいます。

「旅行に行きたい」なんて人もいます。

私たちに出来ることはHOPEを叶えることではありません。

どうしたらHOPEに最短で近づいていくかを支援することです。

結局のところ、HOPEを叶えるのは本人・家族であり、

いくら私たちが背中を押してもそのタイミングにならなければ動きません。

ですので、そのタイミングができるだけ早く来るような身体機能、精神機能を

作っていくという気持ちで介入しましょう。

決して「自分が治す」という気持ちで介入するのはやめましょう。

step6:内科的リスクはなにがあるか

長くなってきましたが、あと2つ!

内科についての詳しいお話はまた別の機会にするとします。

今回は、心得だけ。

私たちがリハビリをするにあたって、バイタルサインというものを確認しますよね。

「バイタルサイン」とは何でしょう。

血圧、脈拍、呼吸数、体温などなど・・・

バイタルサイン=生命徴候です。

生命徴候とは、生きているかどうかを確認するための指標のことです。

つまり、血圧はかって、体温はかって、パルスオキシメーター当てて97%、

「はい、大丈夫」とはならないということです。

バイタルサインの一部を載せます。

  • 睡眠
  • 表情
  • 尿量
  • 呼吸
  • 心音
  • 呼吸音
  • 意識レベル
  • 皮膚、口腔の乾燥
  • 口唇、皮膚、爪の色 など

まずはこのあたりを観察してください。

その後におかしいものがあれば客観的な評価、数値化してある評価を使います。

そこで問題がなければ、今は大丈夫であろうと判断できるわけです。

リハビリをする際に気をつけるべき疾患は数え切れないくらいありますが、

代表例として

  • 心疾患
  • 腎疾患
  • 肝疾患
  • 糖尿病(別名:血管ボロボロ病)←自分がつけました(笑

これらの場所に疾患をもった方は身体のどこかに必ず身体所見が出ています。

むくんでいないか、肌の色はどうか、呼吸苦はないか、めまいはないか

いろいろ聞きながら介入してください。

step7:介護サービスの利用歴はあるか

最後です!!

これは入院、退院の際に知っておくと調整が楽になります。

介護サービスを既に利用している方であれば、入院前の状態を知っている方がいます。

そこでまず、入院前の状態を聞いておくことをオススメします。

入院前から状態が悪かったのか、急に悪くなったのか、

デイサービスにいっていたのか、外出するときに人手がいるのか、

などなど多くの情報を入院前から得られると心強いですよね。

情報を取るところとしては、ソーシャルワーカーがいればケアマネージャーに

話をつないでもらいましょう。

家族との関係性、日々の活動量、週間のサービス量などが確認できるといいと思います。

ながーくなってしまいましたが、今日はここまでです。

最後まで読んでいただいた方、本当にありがとうございました!

また次回のお話でお会いしましょう。

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