1年目の神経解剖学〜小脳基礎編2〜

本日の内容は小脳の層構造についてです。

 

層の勉強はイメージしづらく、覚えるだけになりがちです。

 

しかし、勉強を進めると途端に必要な知識になってきます。

 

層は細胞が積み重なることで作られます。

 

つまり層の違い=細胞の違いです。

 

細胞が違えば役割も変わります。

 

私たちは勉強する時に

この役割を初めに覚えてしまいます。

 

しかし、その役割をどんどん掘り下げていくと

細胞に行き着き、その細胞から作られる層へと戻ってきます。

 

結局はやらないといけない勉強であれば今から少しずつ始めましょうか!

 

<本日の内容>

○小脳皮質
 ・分子層
 ・プルキンエ細胞層
 ・顆粒層
○小脳髄室
まとめ←時間のない方はここをチェック!

 

○小脳皮質

<分子層>

分子層は

  • 星状細胞
  • バスケット細胞

に分かれます。

 

ここで覚えることは分子層の細胞からは抑制性の出力が出る

ということです。

星状細胞とバスケット細胞は「平行線維」という神経の束(たば)から

興奮性の入力を受けます。

 

その後プルキンエ細胞へ抑制性の出力を投射します。

 

<プルキンエ細胞層>

名前は知っているけど何をやっているかわからないプルキンエ細胞。

今日はなんとなくでも分かるようにしましょう。

 

この層には

  • プルキンエ細胞
  • バーグマングリア

の2つが存在します。

 

プルキンエ細胞は核(小脳核、前庭神経核など)に対して出力するニューロンで

小脳皮質から出力するのはプルキンエ細胞だけです。

 

また核に対して出力をするため、指令を出せるのも特徴です。

 

続いて、バーグマングリア。名前を聞いてなんぞや?と思うかもしれません。

この細胞は発達期の顆粒細胞の移動をガイドして、

プルキンエ細胞の分化、栄養、生存、伝達に関与しています。

 

この細胞は名前の通り「グリア細胞」の中のアストロサイトという細胞に分類されます。

 

アストロサイトの役割は
・神経に栄養を与える
・過剰な神経伝達物質の除去

などがあります。

要するにバーグマングリアは小脳の「お世話係り」なんですね。

 

<顆粒層>

この層には

  • 顆粒細胞
  • ゴルジ細胞

の2つが存在しています。

 

顆粒細胞は運動情報感覚情報を受け取って、興奮性の出力をします。

この細胞もプルキンエ細胞へ投射します。

 

ゴルジ細胞は顆粒細胞に抑制性の出力をする細胞です。

○小脳髄室

この小脳髄室は「白質」と呼ばれる神経線維が集まった部分です。

この部分は小脳皮質に出入りする神経軸索が集まっており、

肉眼では木の枝のように見えることから「小脳活樹」とも呼ばれています。

 

○まとめ

  • 分子層はプルキンエ細胞に情報を送る役割
  • バーグマングリアはプルキンエ細胞のお世話係り
  • 顆粒細胞は運動、感覚情報を受け取りプルキンエ細胞に伝える
  • 小脳髄室は皮質への入出力線維が集まる場所

今日はここまで。

次は小脳にある繊維について勉強したいと思います。

 

本日も読んで頂き、ありがとうございました。

See you next!

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