サクッと医療Vol.13〜カラダの3分の2は赤血球!?

どうも、サクです。

今回はこのツイートを深めていきます。

 

○赤血球の数

私たちのカラダはひとつひとつの細胞によって作られています。

ここではどれだけの細胞が私たちのカラダを作っているのかについてお伝えします。

 

カラダの細胞の数

私たちのカラダを作る細胞の数はなんと”37兆個”🙄

イマイチ数がピンときませんね…

現在、地球の全人口は77億人ですから、37兆を77億で割ったとして

4,805…地球の約5000個分の人数で、ひとつの物体を作っているということになります。…壮大な数ですね。

 

また細胞の種類も豊富で約270個。

その詳細は筋肉、神経、皮膚(上皮)、臓器などです。

赤血球の数

お待たせしました!

それではカラダ全体の細胞数に比べて赤血球はいつくあるか?

答えは”26兆個”なんと全体の3分の2は赤血球なんですね。

 

これほど数の多い赤血球が、少なくなることが貧血。

どれだけ大変なことかお分かりいただけますね?

 

貧血を軽く見てはいけません!

特に女性は定期的に貧血を起こしやすいです。

そんな日は無理をせず、周りを頼りましょう。

 

○赤血球って何してる

ここでは赤血球の特徴と役割についてお伝えします!

 

なんで赤いの?

さて、赤血球はなぜ赤いのか、疑問に思ったことはありませんか?

それは色素であるヘモグロビンが酸素と結合し、酸化した色なんです。

 

酸化する前の色はなんと暗い青紫色!

そう静脈と呼ばれる、青い脈の正体は酸素が外れた赤血球の色なんです。

 

赤血球の役割

赤血球の仕事は「酸素を運ぶ」が有名ですよね。

実際には赤血球の中のヘモグロビンという色素が酸素と結合して運んでいます。

また赤血球の真ん中はヘコんでいて、より沢山の酸素が結合できる作りになっています。

 

ヘモグロビンと結合して運ばれた酸素は組織に受け渡されます。この時に切り離す役割をしているのが、実は二酸化炭素🙄

そのため、二酸化炭素もカラダになくてはならない気体なんですね。

 

○ワンポイントアドバイス

最後に赤血球に関連して、貧血に対してのアドバイスをお伝えします!

貧血を知る

貧血とは、
・赤血球の数が減る
・ヘモグロビンの量が減る
ことなどにより全身の組織に血液が十分に行き渡らなくなった状態を言います。

 

原因はたくさんあるため、専門機関にかかりきちんと診断してもらいましょう。

 

貧血を知るポイントとしては「あっかんべー」です。

この時、目の下がピンク色よりも白かったら貧血の疑いがあります。

 

しかし、ここが真っ赤でも貧血がないとは言えません

薄いピンク、白い時は貧血が疑われるくらいです。

少し調子が悪い、かったるいなどの症状があれば自分やパートナーの目の状態を見てみましょう!

 

対策

貧血症状が出たときの対策は

  • 休む
  • 水を飲む
  • 休む

これだけです。

少しでもダルい、力が入らない、頭痛などの症状があったら無理せず休みましょう。

食事も食べられるものを食べましょう。貧血時には食欲も低下します。

まず水分をとって、状態が上向いたら食べれるだけ食べましょう。

 

今日はここまでです。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

サクッと医療Vol.9〜覚醒ってなに?

どうも、サクです。

 

本日は看護師さん、介護職さん向けの話になります。

 

よく「この人、覚醒悪いよね」「今日は覚醒いいね」など聞くことがあります。

 

しかし、その「覚醒」という言葉、きちんと正しい理解で使えているのか?

 

そう疑問に思い、この記事を書きました。

 

この記事で少しでも覚醒について知ってもらえたらと思います。

<目次>
覚醒の意味
 ・目が開く=覚醒?
 ・覚醒を知るために
意識を知る
 ・意識の確認
 ・意識レベルの向上に必要なこと

 

○覚醒の意味

まずは「覚醒」という言葉の意味を知っていただきたいと思います。

 

ここが伝われば、その後はおまけのようなものです笑

 

結論から言うと、”覚醒とは意識がはっきりしている状態”です。

 

ここでおしまいにしても良いのですが、もうしばらく付き合っていただける方は

一緒に勉強しましょう。

 

目が開く=覚醒?

ここをよく勘違いされている方がいます。

上でもお伝えしたように、目が開いていても意識がはっきりしていなければ

”覚醒してる”とは言いません。

 

覚醒とは意識の程度を基準に考えるものだと思ってください。

ここを間違えるとセラピストや医師と話が噛み合いません。

(たまに覚醒の使い方を誤っているセラピストもいますが…)

 

覚醒が良い、悪いとは”意識の程度”が良いか、悪いかです。

 

覚醒は”する”か”しない”か。

高いか低いかで考えるのは意識レベルです。

そのため常に意識の程度が低い方に対して使う言葉ではないと思います。

 

覚醒を知る

覚醒は”する”か”しない”かでしたね。

 

覚醒しているのかを知るためには”意識”の程度を知る必要があります。

 

意識の程度を見る指標として「JCSJapan Coma Scaleジャパン・コーマ・スケール」や

GCSGlasgow Coma Scaleグラスゴー・コーマ・スケール」があります。

 

○意識を知る

ここではJCSやGCSについて詳しく解説します。

どちらも図でお伝えしますね。

<JCS>

 日本の指標では覚醒しているか、していないかを基準に入れてます。

 

覚醒という言葉の誤解が生じやすいのはこの評価の文面の影響もありそうです。

<GCS>

 一方、世界標準では”覚醒”という言葉は出てきません。

症状や現象をとらえると言った評価になっていますね。

 

意識の確認

意識を確認するには上の評価表を使えば良いですね。

ポイントは現象を見て、知ること

 

自分が思ったことと評価表を使った評価は分けて考えましょう。

ここを一緒にすると頭がゴチャゴチャします。

  • 意識はあるか
  • 目は開いているか
  • 声に出して話せるか
  • こちらの指示が入るか

この4つを確認すれば良いですね。

その後に自分の考察を合わせてみましょう。

 

意識レベルの向上に必要なこと

この方法はまた別の記事で詳しく解説しようと思います。

 

ですが、どの職種にも共通してできることは”刺激を入れる”こと。

声かけ、体に触れる、暑さ・寒さなどの温度など色々な刺激の種類があり

刺激の入れ方にもコツがあります。

 

その方法を他職種で考え、その方に最も適したやり方で行うのが、

医療職のプロとしての仕事だと思っています。

 

お互いに声を掛け合い、協力し、最良な関わり方ができればと常に考えています。

 

このブログが少しでも、皆様のお役に立てればと思います。

 

また次回の記事でお会いしましょう。

サクッと医療Vol.6〜座りすぎはなぜ危険!?

どうも、サクです。

今回のブログはTwitterでの反応が良かったものをさらに掘り下げてみます。

 

以前に私はこんなツイートをしました。

私のツイートの中では反応が高く、インプレッション率も良かったため

このツイートを深掘りしつつ、 わかりやすくお伝えしようと思います。

 

<目次>
座りすぎによるリスク
 ・腰痛
 ・硬い股関節
 ・横隔膜機能低下
座りすぎ対策
 ・今日から始める4つのポイント

 

○座りすぎることのリスク

“座ることは新しい喫煙である”

これはケリー・スターレットさん著書の【ケリー・スターレット式「座りすぎ」ケア 完全マニュアル】の序文にある一言です。

タバコは誰もが知る「健康に悪いもの」

「座りすぎ」はそれと同じくらい危険と言っています。

 

では、具体的に座りすぎにはどのような危険があるのか。

ひとつずつ見ていきましょう。

 

<腰痛>

これは皆さんご存知のとおり、座りすぎは「腰痛」を引き起こします。

 

座ることにより腰の椎間板ついかんばんという部分に圧がかかります。

この圧がどれくらいかと言うと…

 

この図から座るだけでも、立っている時より1.4倍も圧がかかることが

分かりますね。

 

そしてなんと姿勢が崩れて、前のめりになっている人は約3倍近く

圧がかかっています。

 

椎間板はクッションのような役目をしています。

想像してみて下さい、クッションにずっとこれだけの圧がかかること…

 

ずっと座っているクッションはヘタって、形が変わってきますよね。

それが自分の骨だとしたら、って思うと怖くなりますね。

だからこそ、仕事中でも座りすぎない対策をすることが重要なんです。

 

<硬い股関節>

股関節を柔らかくすることは良い姿勢になるために重要です。

しかし、座っていると股関節は曲がりっぱなしの姿勢になり、

硬くなってしまいます。

 

硬い股関節は体のバランスを悪くし、腰や膝に負担をかけます。

経験上、腰や膝の痛みは股関節が問題になっている人も多いです。

 

股関節は色んな方向に大きく動く関節です。

車通勤、デスクワーク、帰ったらソファでひと休み。

こんな生活をしていたらあっという間に股関節はカチカチになります。

 

そのため、日頃からいろいろな方向に動かして上げることで

硬くならない股関節を作りましょう。

 

<横隔膜機能低下>

「腹式呼吸」と言う言葉を知っていますか?

この呼吸法は主に横隔膜おうかくまくと言う筋肉を使って行う呼吸法です。

  

前のめりの姿勢ではこの横隔膜が潰れてしまい、うまく機能しません。

そこで、「坐骨ざこつ」というお尻にある骨に体重を乗せるように座りましょう。

坐骨の触り方
①座ったときに、お尻の下に手を入れます。
②出っ張った骨が手に当たる➡︎坐骨です。

 

この坐骨に体重を乗せると姿勢が整い、ムダな力を使いません。

そのため腰の負担も減り、横隔膜もきちんと機能します。

 

○座りすぎ対策

<今日から始める4つのポイント>

・習慣を見直す
・30分ごとに動く
・姿勢を正す
・毎日10〜15分、体をメンテナンスする

 

 ・習慣を見直す

まず、座りすぎている習慣、環境を見直しましょう。

チェックリスト
□車通勤である
□デスクワークである
□家ではソファが相棒

この3つのうち2つにチェックがついた人は要注意!

普段の生活を改める必要があります。

具体的には
・階段を使う
・朝と夜にストレッチする
・休み方にメリハリをつける

 

2階、3階までなら積極的に階段を使うようにして、

少しでもカラダを動かすようにしましょう。

 

また朝と夜に分けてストレッチをしてみましょう。

時間を分けることで忙しい方でも続けられると思います。

少しでもカラダを柔らかく保つには量も大事ですが、頻度も重要です!

 

家での過ごし方はメリハリをつける!

私たちの体はリズムで動いています。休むときは休んで、動く時は動く。

このリズムを平日、休日ともにズレないように心がけましょう。

 

・30分ごとに動く

ツイートでは1時間とお伝えしました。

その理由としてサラリーマンでデスクワークをされている方の場合、

30分単位で席を立つことが難しいと思ったからです。

 

そのため、ここでは冒頭に記載したケリー・スターレットさんの書籍を元に

お伝えします。

この30分という時間は「動かない時間を減らせ」という意味だと思います。

そのため、30分〜1時間の間に1度は動くことをオススメします!

 

具体的には
・座ったまま背伸びをする
・座ったまま腰をひねる
・足をパタパタさせる
・立って、歩く

などです。

別に必ずしも立つ必要はありません。

要は動かない時間を少なくすれば良いんです。

 

・姿勢を正す

これは坐骨の触り方でもお伝えしました。

姿勢を正すには坐骨という部分に体重を乗せましょう。

ただし、これを意識するのはとても疲れます。

 

そのため、座り続けてする作業は30分〜1時間が限界だろうと思います。

・毎日10〜15分、体をメンテナンスする

メンテナンスといても何をすれば良いのでしょう?

と思うかたもいますよね。

カンタンです。普段使ってない部分を動かす、それだけです。

 

具体例
・肩をグルグル回す
・首を左右に傾ける
・後ろ歩きをしてみる

などなど、普段しない動きがメンテナンスにつながります。

 

この辺りは動画もあったほうが分かりやすいと思うので、

機会があればUPしようと思います。

 

というわけで、今日はここまで!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう。

サクッと医療Vol.5〜誤嚥しても丈夫なカラダを作る3つのポイント

どうも、サクです。

今日は、誤嚥ごえんしても肺炎にならないためのコツを3つお伝えしようと思います。

 

<目次>
睡眠と誤嚥
 ・睡眠のメリット
 ・睡眠の質を上げるために
運動と誤嚥
 ・小さな筋トレ
 ・ゆったり有酸素運動
交流と誤嚥
 ・「会話」で呼吸機能向上
まとめ←時間泥棒対策!!笑

 

○睡眠と誤嚥

最近、睡眠についての認識がようやく変わってきています。

以前は睡眠といえば「疲れたから眠る」ものや「体力を回復する」もの

としての認識しかありませんでした。

 

しかし、スマホが普及し、いつでも仕事ができてしまう時代になり

「睡眠」の重要性が再認識されてきました。

 

<睡眠のメリット>

  • 記憶の強化
  • 記憶の整理
  • 免疫力向上
  • 不純物の除去(アミロイドβなど)
  • 生活リズムが整う
  • ケガや傷の回復
  • 生活習慣病リスク軽減

などなど数えたらキリがないくらい出てきます。

 

<眠りの質を上げるために>

これだけメリットのある「睡眠」の質をもっと高めたい!

そんなあなたは次の3つのポイントを意識してみましょう。

・できるだけ早く寝る
・朝起きたら日光を浴びる
・寝る前に体温を上げておく

 

まず早く眠れる日はできるだけ早く眠りましょう。

「え、でも早く布団(ベッド)に入ってもなかなか眠れないんだけど…」

って思う方、人が眠るために必要な時間を知りましょう。

 

個人差はありますけど、「15〜30分」程度かかります。

意外と思った方もいると思います。

そう1分や2分で眠れる人こそ、実はマズいのです。
 ※ここについてはまた別の記事を書きます。

 

そして朝起きたら必ず日光を浴びてください。

日光を浴びることで、体内の生活リズムが整います。

 

さらにセロトニンという物質が出てくるようになります。

このセロトニンは集中力を高めてくれるホルモンなので、

朝からシャキッとして、サクサク仕事が進みます!

 

朝に出たセロトニンは夕方から夜にかけてメラトニンへと変わります。

このメラトニンこそが睡眠の質を高めてくれるホルモンです。

当日の眠りの質は「朝の行動」から決まっているのです。

 

そして最後が最も重要!

人は眠るときに体温を徐々に下げていきます。

そのため眠るときに体温が低いと、うまく寝つけません。

 

そこで、入浴やストレッチなどで寝室に入る2時間前あたりから

体温を少し上げておきましょう。

 

○運動と誤嚥

「サルコペニア」という言葉が、ようやく聞きなれるようになってきました。

これは筋力低下と栄養不足によって起こる症状です。

 

サルコペニアと誤嚥性肺炎には密な関係があります。

ということはサルコペニアを予防できれば”誤嚥性肺炎”を

予防したことにもつながります。

 

そのためには「筋トレ」と「有酸素運動」がポイントです。

<小さな筋トレ>

ここではムキムキになるような筋トレは紹介しません。

というか筋トレしたからと言って、すぐにはムキムキになれません。

 

例えばこの姿勢

背中を丸めず、ピンとはる!

これも筋トレになるんです。

この姿勢を1回、30秒。途中で腕やお腹がプルプルしてくると思います。

始めはこんなところから始めましょう。

筋トレで大事なことは「継続」です。

まずはどんなに小さいものでも続けることが大事です!

 

<ゆったり有酸素運動>

これは皆さんも知っている運動ですね。

問題はいつやるか?のタイミングだと思います。

結論は筋トレの後です。

 

運動の始まりは無酸素運動からスタートし、効率的に酸素が使われるのは

運動後20〜30分後です。

 

つまり筋トレなどの準備運動をした後にやると効率が良いですね。

オススメは早歩きです。

ランニング、ジョギングも良いのですが、お伝えしたように「継続」が大事。

 

無理なく続けられるものを選ぶのが一番です。

1ヶ月、3ヶ月続けられたら少しづつ負荷をあげましょう。

 

○交流と嚥下

最後も超重要です。

近年、1人暮らし世帯が増えていますね。こうなると誤嚥性肺炎も増えるのでは

と心配になります。

<会話で呼吸機能向上>

家族や友人がいれば誰でも「会話」をすることがあると思います。

会話は呼吸をしながら声を出すこと繰り返します。

 

これが自然と呼吸能力を高めて、誤嚥性肺炎の予防につながります。

しかし、会話をする機会がなかったり、ひとり暮らし世帯では

声を出す頻度も減ってしまいます。

 

そこでテレビ電話カラオケアプリなど、現代の技術をフル活用して、

普段から積極的に声を出しましょう。普段から声を出すことでのどの筋肉が

鍛えられ、誤嚥予防、肺炎予防になります。

 

◎まとめ

  • できるだけ早く寝る
  • 朝起きたら日光を浴びる
  • 寝る前に体温を上げておく
  • 筋トレは小さく始める
  • 有酸素運動は筋トレの後にする
  • 人と話すと呼吸機能がUPする

 

今日はここまでです。

読んで頂きありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう。

 

サクッと医療Vol.4〜2つの釣り合いで肺炎を予防する〜

どうも、サクです。

 本日の内容は「誤嚥性肺炎ごえんせいはいえんの予防」についてです。

  

<目次>
○そもそも誤嚥とは
 ・顕性誤嚥
 ・不顕性誤嚥
○肺炎予防の2つのカギ
 ・侵入
 ・免疫力
○肺炎を予防する3つのポイント
まとめ←今すぐクリック!時間泥棒しません!笑

 

○そもそも誤嚥とは

そもそも誤嚥ごえんとは2つの種類に分けられます。

 

  • 顕性誤嚥けんせいごえん
    むせ込みのある誤嚥
  • 不顕性誤嚥ふけんせいごえん
    むせ込みのない誤嚥

 

だいぶザックリ分けましたけど、かんたんな知識として覚えてくださいね。

 

顕性ということばは「明らか(顕著)に表れる性質」という意味を

持つそうです。

 

この場合は”ごえん”が明らかに現れている、つまり

むせ込みがあるということ。

 

反対に不顕性とは”明らかではない”ことを意味しますので、

誤嚥の時にむせ込みがないということです。

 

○肺炎予防の2つのカギ

誤嚥性ごえんせい肺炎を予防するカギは

  • 入るモノ侵襲しんしゅう
  • 出すコトせきと免疫力)

 この2つのバランスが重要です。

 

<入るモノ>

カラダの外から中に入って来るものを異物(いぶつ)と言い、

この異物がカラダに入って刺激することを「侵襲(しんしゅう)」と呼びます。

 

このカラダの中に入って来るモノの量を調節し、侵襲を抑えることが

肺炎予防には重要です。

 

そこで食事の時には「ひと口の量」をチェックしておくことをオススメします。

 

普段から大きい口を開けて、食べ物をかきこんでいる人は高齢になると

誤嚥の危険があります。

 

誤嚥性肺炎は一度起こすと、再発もしやすく、入院も必要となります。

 

入院では基本的に飲食禁止となるところが多いので、

体力も一気に落ちていきます。

その後再入院を繰り返すケースも…

 

そうならないためにも、普段から一口で食べ量を調節して、

誤嚥を予防していきましょう。

 

<出すコト>

カラダの中に入ってきた異物を一瞬で外へ出す方法は2つ!

  • せき
  • くしゃみ

です。

 

今回はこの”せき(咳)”についてサクッと学びましょう。

“せき”は専門用語で咳嗽がいそうと言います。

異物が入ってきたときのむせ込みは反射的にせき込むので咳嗽反射がいそうはんしゃと呼びます。

 

このむせ込みにより、異物が一瞬でカラダの外へ出されて肺炎などの炎症から

守っています。

 

では、むせ込みでも出すことのできなかった異物はどうなるのでしょうか。

そこで次なる手は「免疫力」です。

 

※免疫力については詳しく説明すると長ーくなってしまうので、

また別の記事で書きますね。

 

異物が体内に入ると白血球などのカラダを守る細胞が働きます。

この働きによって異物はカラダを強く刺激する前に血液を通り、

最後は尿や便、汗となって外へ出されます。

 

しかし、この免疫が働かないと異物が残り、そこに菌が繁殖し、

肺炎となります。

 

そのため日頃から免疫力を高めておくこと非常に重要です。

 

よくある勘違いで、「”ごえん(誤嚥)”したらすぐ肺炎になる」

と思っている方がいます。

 

しかし、そうではありません。

先ほどお伝えした「入るモノ」と「出すコト」のバランスが

モノの方に傾いたときに肺炎となります。

 

しっかりとした”せき”ができて、免疫力が落ちていなければ誤嚥性肺炎は

予防できるんです。

 

○肺炎を予防する3つのポイント

最後に肺炎を予防するための武器になるポイントを3つお伝えします。

  • 睡眠
  • 運動
  • 交流

日頃からこの3つを意識して、肺炎予防に取り組んでください。

この3つについてはまた別の記事で深く掘り下げますね。

 

○まとめ

  • 誤嚥にはムセるもの(顕性)とムセないもの(不顕性)がある
  • 肺炎予防はひと口量を考えること、免疫力を落とさないことが重要
  • 免疫力を高めるには「睡眠」「運動」「交流」が大事。

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございましたー!

また次回の記事でお会いしましょう!

サクッと医療Vol.3〜飲み込みに必要な器官を知ろう〜

どうも、サクです。

今の日本は超高齢化社会となっています。

 

私の職場にも高齢者が多いのですが、その数は年々増えています。

 

高齢者が増えてくると、医療現場だけではなく、介護・福祉現場でも

数が増えると見て間違いないです。

 

また高齢者の数が増えるにつれて多くなるのが「肺炎」です。

その中でも”誤嚥性肺炎”は正しい知識と技術があれば防ぐことができます。

 

そこで、本日は飲み込みに関わるカラダの構造と役割について学びましょう。

<目次>
1.口腔(舌と口蓋)
2.咽頭
3.喉頭

1.口腔

口腔は
・舌
・歯
・口唇
・口蓋
・唾液腺

などにより作られています。

今回は飲み込みの機能で特に重要である「舌」と「口蓋」について

お話しします。

 

<舌>

舌は医療用語では ”した” ではなく ”ぜつ” と呼びます。

舌はほとんどが筋肉から作られています。

その役割は飲み込みや声を出すことです。

また口の中にある食塊(たべもの)を移動するという役割もあります。

 

舌の前を「舌体(ぜったい)」、後ろを「舌根(ぜっこん)」と言います。

 

<口蓋>

口蓋(こうがい)は口のふた、と書きます。

その役割は飲み込むときに口の中に食べ物が戻らないようにする事と、

鼻や気管への垂れ込みを防ぎ、きちんと咽頭〜食道へ送ることです。

まさしく”ふた”ですね。

 

また口蓋は骨の膜と強く結びついて固くなっている”硬口蓋(こうこうがい)”と

筋肉の様によく動いて柔らかい”軟口蓋(なんこうがい)”があります。

 

2.咽頭(いんとう)

私たちが普段 “のど”と言っている部分は実は喉頭と言って、この咽頭は

その少し上の部分です。

 

咽頭の役割は食べ物を食道にきちんと届けることです。

 

咽頭は
・上咽頭(鼻部)
・中咽頭(口部)
・下咽頭(喉頭部)

に分かれてます。

 

<上咽頭(鼻部)>

この部分は鼻と耳に繋がっています。

食べ物が鼻へ逆流することを防いだり、声を出すときに鼻まで響かせて

音を大きくする役割があります。

 

咽頭扁桃と呼ばれる(別名:アデノイド)部分があるのはここです。

ここが腫れると鼻声になったり、声が出にくくなったりします。

 

<中咽頭(口部)>

ここはベロの奥にある部分です。

喉頭挙上筋(口蓋咽頭筋)という飲み込むときに働く、

最も強力な筋肉があります。

 

<下咽頭(喉頭部)>

ここは食道へと繋がる部分です。

梨状陥凹(りじょうかんおう)と呼ばれる”くぼみ”があります。

この”くぼみ”は飲み込むときに気管へ入らない様にふたをして防いでくれる

役割があります。

 

このように”舌” ”口蓋” ”咽頭” という器官があることによって、

飲み込むときの”誤嚥”を防いでくれているんですね。

 

3.喉頭

ここの主な役割は「声を出す(発声)」ことです。

喉頭には軟骨が多数存在して、柔らかく柔軟でありながらしっかりと

“のど”を支える作りになっています。

 

ということで、本日の内容はここまです。

いかがでしたでしょうか?

 

今後も見やすく、分かりやすい情報を発信していこうと思います。

 

それではまた次回の記事でお会いしましょう。

 

1年目の神経解剖学〜小脳基礎編3〜

本日は小脳をつないでいる入力・出力の線維についてです。

<目次>
○2種類の入力線維
・苔状線維
・登上線維
○顆粒細胞が作る平行線維

○2種類の平行線維

・苔状線維

苔状線維は

・橋核
・脊髄
・前庭神経核

からの興奮性の線維です。

顆粒細胞にシナプス結合(神経線維の結合)します。
※顆粒細胞は顆粒層という層にある小型の興奮性ニューロンです。

顆粒層についてはこちらを参照ください
https://saku-rada.com/cerebellum/(小脳基礎編2)

 

特徴はひとつの苔状線維は数十個の顆粒細胞とシナプスを介して

結合する事です。

 

またこの線維の一部は側副路という他の経路を作り、抑制性のニューロンを興奮させます。

 

関わっている経路としては「前庭小脳系」、「脊髄小脳系」で
・後索路
・後脊髄小脳路
・前脊髄小脳路

などがあります。

・登上線維

登上線維は下オリーブ核とその副核から起きる興奮性の線維です。

 

下小脳脚を通って反対のプルキンエ細胞の細胞体と樹状突起に

シナプス結合します。

 

ここも側副枝を作り、小脳細胞核にシナプス結合します。

 

この線維は末梢の感覚情報と大脳皮質からの指令を伝えます。

 

関わっている経路は「脊髄小脳系」「橋小脳系」で
・脊髄オリーブ路
・オリーブ小脳路

などがあります。

 

○顆粒細胞が作る平行線維

この平行線維という線維は「顆粒細胞」という細胞が作ります。

 

この顆粒細胞はプルキンエ細胞という細胞に軸索という神経のケーブルを

伸ばします。

 

そのケーブルは伸びていく過程でT字に変形し、平行して伸びていきます。

 

この線維は主に興奮性の役割を持ち、多数の神経回路に関わっています。

しかし、その刺激を伝える力は非常に弱く調整さてれています。

平行線維は運動信号を伝えるための線維でもあります。

 

弱い刺激を持続的を持続的に伝え、別の線維を介して調節し、

運動を微調整していく。それが運動学習を担う小脳の役割なのかもしれません。

 

 

本日はここまでです。

今日も読んでいただきありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう。

サクッと医療Vol.2 皮質脊髄路を臨床に活かす!

今回はサクッと学べる医療の第2弾!

 

脳神経の経路って勉強するのも難しいですけど、

臨床に活かすのってもっと難しいですよね。

 

今日はそんな悩みのヒントになればいいと思います。

<目次>
○経路の理解

○経路の使い方

○まとめ

 

○経路の理解

まず皮質脊髄路とはどんな経路なのか?

一次運動野から放線冠を通って・・・

なんてことよりも大事なことがあります。

 

それは「下行路」であるということ。

下にさがる経路だと知っておいてください。

経路は大きく分けて
・上行路
・下行路

の2種類です。

経路はこの大きい分け方で考えると理解が早いです。

 

下にさがる経路は出力経路である、ということです。

つまり情報を送る経路です。

 

どんな情報を送るのかというと

・細かい繊細な動き
・複雑で熟練した動き

を脊髄に送っています。

 

この役割は皮質脊髄路の中でも外側皮質脊髄路と呼ばれる経路の役割です。

皮質脊髄路にはもう一つ前皮質脊髄路という経路がありますね。

 

この前皮質脊髄路は体幹筋と下肢の近位筋の動きを調節する役割があります。

臨床では経路の順番を覚えるよりも役割が重要です。

 

ついでに経路の順番も覚えておくといいでしょう。 

○経路の使い方

続いて、役割を臨床につなげる方法です。

 

皮質脊髄路が障害を受けた場合を想像してみましょう。

要するに片麻痺の方ですね。

 

特徴は
・パターンの動き
・筋緊張の異常
・細かい動きができない

などです。

 

役割を知っていれば当たり前ですよね。

では、この特徴を改善していくために何をするかということです。

 

答えはカンタンで

・過剰な筋緊張を取り除く
・動きのパターンを変える
・大きな運動から始めて細かい運動へ

この3つを考えてください。

 

片麻痺の方は筋緊張のコントロールができません。

その結果、必要以上に力を入れてしまい筋緊張が亢進しやすくなります。

 

そこでまずは筋緊張を緩和することを考えましょう。

 

次に今の動きの中で無駄な動きを観察、評価して

動きのパターンを一緒に変えてあげましょう。

 

この時にいきなり細かいところから変えてはいけません!

手指よりも手首、手首よりも前腕、前腕よりも肘関節といった様に

できる限り大きな関節から動き方を変化させていきます。

 

上手くできるようになったら、あとは反復あるのみ!

最後に気をつけるべきところは反復する時にも力が入りやすいです。

そのため、ゆっくり・リラックスして練習ができるように配慮しましょう。

 

<例外>

慢性期の片麻痺者の場合は治療ポイントが異なります。

その場合は無理にパターンを変えてしまうと

返って悪くなってしまう場合があります。

その場合は先輩や上司の方、ベテランの治療家の方に相談しましょう!

 

○まとめ

<経路の理解>

  • 皮質脊髄路は情報を下に伝える下行路
  • 外側皮質脊髄路は手足の細かい動きと熟練した動きを調節する
  • 前皮質脊髄路は体幹、手足の近位筋を調節する

<経路の使い方>

  • 過剰な筋緊張を緩和する
  • 動きのパターンを変える
  • 始めは大きな関節から動きを変えていく
  • その後に細かい関節の動きを変える

最後まで読んでいただきありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう。

1年目の神経解剖学〜小脳基礎編2〜

本日の内容は小脳の層構造についてです。

 

層の勉強はイメージしづらく、覚えるだけになりがちです。

 

しかし、勉強を進めると途端に必要な知識になってきます。

 

層は細胞が積み重なることで作られます。

 

つまり層の違い=細胞の違いです。

 

細胞が違えば役割も変わります。

 

私たちは勉強する時に

この役割を初めに覚えてしまいます。

 

しかし、その役割をどんどん掘り下げていくと

細胞に行き着き、その細胞から作られる層へと戻ってきます。

 

結局はやらないといけない勉強であれば今から少しずつ始めましょうか!

 

<本日の内容>

○小脳皮質
 ・分子層
 ・プルキンエ細胞層
 ・顆粒層
○小脳髄室
まとめ←時間のない方はここをチェック!

 

○小脳皮質

<分子層>

分子層は

  • 星状細胞
  • バスケット細胞

に分かれます。

 

ここで覚えることは分子層の細胞からは抑制性の出力が出る

ということです。

星状細胞とバスケット細胞は「平行線維」という神経の束(たば)から

興奮性の入力を受けます。

 

その後プルキンエ細胞へ抑制性の出力を投射します。

 

<プルキンエ細胞層>

名前は知っているけど何をやっているかわからないプルキンエ細胞。

今日はなんとなくでも分かるようにしましょう。

 

この層には

  • プルキンエ細胞
  • バーグマングリア

の2つが存在します。

 

プルキンエ細胞は核(小脳核、前庭神経核など)に対して出力するニューロンで

小脳皮質から出力するのはプルキンエ細胞だけです。

 

また核に対して出力をするため、指令を出せるのも特徴です。

 

続いて、バーグマングリア。名前を聞いてなんぞや?と思うかもしれません。

この細胞は発達期の顆粒細胞の移動をガイドして、

プルキンエ細胞の分化、栄養、生存、伝達に関与しています。

 

この細胞は名前の通り「グリア細胞」の中のアストロサイトという細胞に分類されます。

 

アストロサイトの役割は
・神経に栄養を与える
・過剰な神経伝達物質の除去

などがあります。

要するにバーグマングリアは小脳の「お世話係り」なんですね。

 

<顆粒層>

この層には

  • 顆粒細胞
  • ゴルジ細胞

の2つが存在しています。

 

顆粒細胞は運動情報感覚情報を受け取って、興奮性の出力をします。

この細胞もプルキンエ細胞へ投射します。

 

ゴルジ細胞は顆粒細胞に抑制性の出力をする細胞です。

○小脳髄室

この小脳髄室は「白質」と呼ばれる神経線維が集まった部分です。

この部分は小脳皮質に出入りする神経軸索が集まっており、

肉眼では木の枝のように見えることから「小脳活樹」とも呼ばれています。

 

○まとめ

  • 分子層はプルキンエ細胞に情報を送る役割
  • バーグマングリアはプルキンエ細胞のお世話係り
  • 顆粒細胞は運動、感覚情報を受け取りプルキンエ細胞に伝える
  • 小脳髄室は皮質への入出力線維が集まる場所

今日はここまで。

次は小脳にある繊維について勉強したいと思います。

 

本日も読んで頂き、ありがとうございました。

See you next!

サクッと医療 vol.1〜呼吸苦の訴え〜

いつでも、どこでもサクッと読めるをモットーに

 

ターゲットを絞った内容をお伝えしようと思います。

 

今回は「呼吸苦」がテーマです。

 

まず「苦しい」と訴える人は、その原因を

・呼吸器
・循環器

に絞って考えましょう。

 

※呼吸苦に加えて意識レベルの低下がある人はすぐナースコールして

医師の指示を仰ぎましょう。

 

まず評価手順です。

①既往歴(心疾患・呼吸器疾患)
②脈のリズム(規則的かどうか、消えるかどうか)
③血圧(収縮期と拡張期の差)
④四肢の冷感(皮膚の色、乾燥具合)
⑤尿量と体重(in out 入っている水分と出ている水分)
⑥痰の有無と性状(色・粘り・量)
⑦経皮的動脈血酸素飽和度(パルスオキシメーターの値)

呼吸苦のある人は最低限これらの評価をしましょう。

 

①〜⑦の評価をふまえて「苦しさ」の評価をします。

 

  • いつ苦しい(安静時もしくは運動時)
  • どこが苦しい(胸、お腹、心臓、のどなど)
  • どんな苦しさ(ドキドキ、ギューっとする、つまる感じなど)
  • どのくらい苦しい(少し、息できないくらい、休めば戻るなど)

 

安静時で苦しければ・・・

炎症や心不全の急性増悪、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などが考えられます。

積極的な動きは避けて、病棟に報告し経過観察しましょう。

医師の指示を確認することも必要です。

 

運動時で苦しければ・・・

貧血、廃用、脊柱管狭窄症、心不全などが考えられます。

上にあげた評価を見直して、対策を立てましょう。

呼吸苦の訴えが強くなったら、無理をせず運動を中断しましょう。

 

苦しい場所の考え方はたくさんありますので代表的な胸について話します。

胸の苦しさは上で話したように

・呼吸器
・循環器

にわけて考えましょう。

 

呼吸器の場合

肺炎、気胸、COPD、肺水腫、気道炎など

 

循環器の場合

心不全、胸水、弁膜症、大動脈解離など

が考えられます。

 

苦しさの種類は人によって多岐に渡ります。

この場合ある程度の考察を立てて聞くようにしないと

自分の考察がブレてしまします。

【既往歴】と【症状】から疾患を絞りこんで、最後に苦しさの種類を聞くと

考えが整理されます。

 

最後にどのくらい苦しいのか。

これは緊急性の評価としても大事ですが、

評価と訴えの「ズレ」を診る指標にもなります。

 

人によっては数値や症状に異常がなくても苦しい訴えのある方がいます。

【心因性】とも言います。

 

この場合はまず評価をきちんとして、

できる限り訴えを正確に聞いてみましょう。

一つ一つ丁寧に聞いていくと、苦しさが落ち着き、治ってくる人もいます。

 

というわけで、気分で始めた「サクッと医療」です。

実験中ですが、シリーズ化しても面白そうなので前向きに検討しています。

 

それではまた次回の記事でお会いしましょう。